感染症対策は家族全員で気をつけましょう
今回のポイント
皆さん、こんにちは、ジロッパー君です。
痔瘻(じろう)になり入院&手術を経験したことから命名されました。
今回は妊婦さんとその家族が知っておくべき感染症について記事を書かせて頂きます。
皆さんは、
・どのような感染症があるのか?
・予防接種はいつ受ければよいのか?
など疑問に思うことはないでしょうか。
結論から言うと、気をつけるべき感染症は3つ。
風疹、インフルエンザ、そして新型コロナウイルス。
それぞれについて経験談を交えなが説明していきます。
風疹
①風疹とは
風疹(ふうしん)の名前はよく聞くけど一体どのような感染症なのでしょうか。
まずは厚生労働省のホームページから引用させてもらいます。
風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の風しんウイルスによっておこる急性の発疹性感染症で、風しんへの免疫がない集団において、1人の風しん患者から5~7人にうつす強い感染力を有します。
出所:厚生労働省ホームページより
なんか分かりにくい文章ですね、、、
なので簡単に言うと風疹に罹ると発疹の症状が出る感染症ですね。
感染経路は飛沫感染でヒトからヒトへ感染が広がっていくもの。
そして感染力については1人から5~7人へうつす。
症状は無症状から重篤な合併症を引き起こすなど幅広く、特に成人で発症した場合、子供よりも重症化することがあるようです。
②妊婦さんの注意点
では、なぜ、妊婦さんとその家族が「風疹」に気をつけなければならないのでしょうか。
初めてのたまごクラブの情報によると、妊娠20週ごろまでに妊婦さんが風疹ウイルスに感染した場合「先天性風疹症候群」といって、お腹の赤ちゃんに影響が現れる可能性があるからです。
赤ちゃんへの影響としては心疾患、白内障、難聴などがあるようです。
これは怖いですね。
さらに日本では2018年から流行が続いており、感染が確認されているのは圧倒的に男性が多いとのこと。
つまり、妊娠さんだけの予防ではなく、特に夫の予防が大切になってきます。
妊婦さんは妊娠中であるため風疹のワクチン接種ができません。
なので妊娠中の妻を持つ夫は抗体検査を受け、必要に応じてワクチン接種を受けるべきです。
それが妊婦さんが風疹に罹らないための予防です。
今の日本では風疹ワクチンが定期接種となっており、1歳と小学校入学前の2回を接種することになっています。
ただ、現在30~50代の男性は国の制度の関係で子供のころのワクチン接種率が低かった世代であります。
なので特にこの世代の方は風疹の抗体検査と必要に応じたワクチン接種が大切になってきます。
ちなみに風疹の抗体検査は県が費用負担してくれます。
千葉県の場合、、
検査の対象になる方は、次の1~4の全項目の条件を満たすことが要件となります。
1. 県内市町村に居住地(千葉市・船橋市・柏市を除く)を有している
2. 次の(1)から(3)のいずれかに該当すること
* (1)妊娠を希望する女性(19歳以下で未婚の方は保護者の同意が必要)
* (2)妊娠を希望する女性の同居者
* (3)風しんの抗体価(免疫)が低い(HI法で32倍未満、EIA(IgG)法で8.0未満)妊婦の同居者
3. 過去に風しん抗体検査を受けたことがある場合は、十分な量の風しんの抗体価(HI法で32倍以上、EIA(IgG)法で8.0以上)を確認できていない
4. 過去に検査による風しんの確定診断をうけていない
そして抗体検査によって抗体値が低かった場合のワクチン接種も全額ではないですが、自治体によっては一部負担してくれます。
ただ、抗体検査を受けると結果まで2週間程度かかり、検査と結果確認で2回も病院へ行かなければなりません。
なので手っ取り早い方法は検査を受けずにワクチン接種をしてしまうことです。
③ジロッパー君の場合
ジロッパー君は抗体検査を受けずにワクチン接種をしようと病院へ電話しました。
予約も不要で直ぐにできるとの事だったのでそのまま病院へ行きましたが、、、
病院へ行くとワクチン接種は予約が必要ですと。
ワクチンを取り寄せるのに一週間くらい掛かりますと。
ん?言ってること違くない?
と文句を言っても仕方ないので、採血による抗体検査を受けることにしました。
そして一週間後の結果確認で抗体が少ないことが判明し「麻しん風しん混合ワクチン」のワクチン接種を受けました。
インフルエンザ
次にインフルエンザです。
これは皆さんもご存知だと思いますが今一度、確認してみます。
①インフルエンザとは
まずは厚生労働省のホームページから引用します。
インフルエンザは、突然現れる高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が強いのが特徴で、併せてのどの痛み、鼻汁、咳(せき)などの症状も見られます。さらに、気管支炎、肺炎、小児では中耳炎、熱性けいれんなどを併発し、重症になることがあるのも特徴です。
出所:厚生労働省ホームページより
インフルに罹ったことがある方は分かると思いますが、高熱、全身の筋肉痛など結構辛いです。
ジロッパー君が最後にインフルに罹ったのは10年以上前の小学5年生くらいでした。
その時はタミフルを飲んで家で休んでいましたが、「家が割れた〜」と叫びながらリビングをグルグル回っていました。
後に出てきた、タミフルによる異常行動です。
7歳下の弟(三男)が怖がっていたのを覚えています。
そしてインフルエンザの感染経路は飛沫感染と接触感染の2つ。
②妊娠さんが気を付ける
インフルエンザは妊婦さんに限らず、重症化するケースが多いです。
冬場に高齢者の死亡者数が多くなっているのもインフルエンザによるものが大きいとのこと。
そして初めてのたまごクラブの情報によると、妊婦さんがインフルエンザに感染すると肺炎を併発にるなど重症化する傾向が強いとのことです。
さらに流産や早産の心配も出てくると記載されています。
インフルエンザは季節性のもので特に気を付けるのは冬場。
妊娠中でもインフルエンザの予防接種は可能とのことなので、妊婦さんとその家族は全員、予防接種を受けましょう。
③ジロッパー君の場合
ジロッパー君は毎年予防接種を受けています。
学生時代から社会人2年目くらいまでは受けていなかったのですが、数年前にインフルエンザの予防接種費用を会社が全額負担してくれることになったので、それ以来、毎年受けております。
ありがとう、我社。
ちなみに妻も毎年予防接種を受けております。
新型コロナウイルス
最後に新型コロナウイルス。
ここが気になるところですよね。
ジロッパー君と妻は妊娠前にコロナに罹患しました。
後ほど経験談をまとめますのでまずは、コロナの概要から。
①新型コロナウイルスとは
まずは厚生労働省のホームページのQ&Aからみていきます。
「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」はコロナウイルスのひとつです。コロナウイルスには、一般の風邪の原因となるウイルスや、「重症急性呼吸器症候群(SARS)」や2012年以降発生している「中東呼吸器症候群(MERS)」ウイルスが含まれます。
出所:厚生労働省ホームページより
10年くらい前に発生したSARSやMARSと兄弟みたいなウイルスでしょうか。
新型コロナウイルスはどんどん変異しており、色んな種類の変異株が出ていますよね。
この記事を書いているときはオミクロン株がピークになりつつある2月下旬。
また私が罹患したのは2021年夏のデルタ株。
そして感染方法は、
感染者の口や鼻から、咳、くしゃみ、会話等のときに排出される、ウイルスを含む飛沫又はエアロゾルと呼ばれる更に小さな水分を含んだ状態の粒子を吸入するか、感染者の目や鼻、口に直接的に接触することにより感染します。一般的には1メートル以内の近接した環境において感染しますが、エアロゾルは1メートルを超えて空気中にとどまりうることから、長時間滞在しがちな、換気が不十分であったり、混雑した室内では、感染が拡大するリスクがあることが知られています。
出所:厚生労働省ホームページより
これが3密回避と東京都知事が言っている理由ですね。
ちなみにジロッパー君の主治医(痔瘻の手術)も言っていましたが、オミクロンの感染力はヤバイと。
いつも気をつけているお医者さんでも感染すると。
②妊娠さんが気を付ける
大流行中の新型コロナウイルスでは妊娠さんも気をつけなければなりません。
初めてのたまごクラブによると、妊娠中の特に後期に新型コロナウイルスに感染すると僅かですが重症化しやすいとのこと。
海外では胎児の感染も確認されていますが、胎児の異常や死産、流産を起こしやすいなど明らかなリスクは報告されていないとのことです。
妊娠中に新型コロナウイルスに感染しても、基礎疾患を持たない場合、その経過は同年代の妊娠していない女性と変わらないとされています。しかし、妊娠後期に感染すると、早産率が高まり、患者本人も一部は重症化することが報告されております。
出所:厚生労働省のホームページより
妊婦さんだから特別に心配する必要はなさそうですが、予防策は継続した方が良さそうです。
またワクチン接種についても気になると思います。
妊娠中、授乳中、妊娠を計画中の方も、ワクチンの接種勧奨の対象としており、妊娠中の時期を問わず接種をお勧めしています。日本で承認されている新型コロナワクチンが妊娠、胎児、母乳、生殖器に悪影響を及ぼすという報告はありません。
出所:厚生労働省ホームページより
厚生労働省は妊娠の時期を問わずワクチン接種を勧めています。
ワクチン接種するかしないか悩みますよね。
私もワクチン接種をしましょう!とは言えないですね。
これは夫婦で話し合って決めるのが良いでしょう。
③ジロッパー君の場合
私と妻は2021年の夏にコロナ感染しました。
症状をまとめるとこんな感じです。
<日付> | <症状> |
検査2日前 | 日中は少しだるい症状。夜に微熱と咳の症状が出現。 |
検査1日前 | 夕方に熱が41℃を超え救急搬送。解熱剤をもらい帰宅。 |
PCR検査日 | 昼前に発熱外来予約しPCR検査。
熱は39〜40℃で解熱剤の効果なし。 ご飯は食べれず水とウイダーのみ。 |
陽性1日目 | 保健所から陽性の連絡あり、自宅待機を指示される。
熱は37〜40℃で久々に解熱剤が効いた。 職場で10名の陽性者が出てクラスターであることが判明。 |
陽性2日目 | 熱は38〜40℃で解熱剤を飲んでも38℃台までしか下がらず。
水、ウイダーに加えてスープを食べれた。 妻も発熱及び頭痛、倦怠感が出る。 |
陽性3日目 | 熱は37〜40℃で解熱剤が少し効いたかなという状態。
また咳が酷くなってきましたが呼吸は可能。酸素濃度は96〜98。 酸素濃度が90を下回ったら救急車を呼んでと保健所からの指示あり。毎日保健所から連絡があり有難いことです。 妻は発熱外来を予約しPCR検査を実施。 |
陽性4日目 | 熱は38〜39℃。食欲は全くなく前日から水、ウイダー、アイスのみ。
咳の症状も良くならず酸素濃度は96〜98。 妻も陽性判明。翌日、友人の結婚式に参加予定だったので急遽キャンセル連絡。妻にも友人にも申し訳なかったです。 |
陽性5日目 | 熱は38〜39℃。食事は水、アイスのみ。
咳が徐々に酷くなってきている状況で酸素濃度は94〜96。 |
陽性6日目 | 熱は38〜39℃。食事は水、アイスのみ。
咳がかなり酷くなり、一度咳き込むと、止まらない。酸素濃度も92〜94と日に日に低下してきている状況。 |
陽性7日目
(ピーク) |
熱は39.0〜40.0℃。食事は水のみ。
酸素濃度が90まで低下したことより、保健所に入院先を探してもらうことになる。ただ県内の感染者数が多いことから入院先は決まらず。 |
陽性8日目
(ピーク) |
熱は38.5〜40.0℃。食事は水のみ。
入院先見つからない2日目。保健所の方には頑張って探してもらっているが、入院先が見つからず。 |
陽性9日目
(ピーク) |
熱は38.5〜40.0℃。食事は水のみ。
入院先見つからない3日目。 |
陽性10日目 | 熱は37.5〜39.0℃。咳は少し良くなってきたかな程度。
入院先見つからない4日目。 |
陽性11日目 | 熱は36.5〜38.5で咳の症状が落ち着いてきた。
数日振りに風呂に入れました。ちなみに体重計も乗りましたが感染前比で▲5キロ。 食欲も出てきて夜ご飯に宅配アプリで寿司を注文しました。 |
陽性12日目 | 熱は落ち着いてきて36.5〜37℃で平熱に近づいてきた。
妻は自宅療養が解除される。 |
陽性13日目 | 36℃台の平熱に回復し、咳もほとんどなし。
保健所よりこのままの症状が維持できれば2日後に自宅療養が解除となる説明受ける。 |
陽性14日目 | 引き続き平熱が継続。食欲も回復。 |
陽性15日目 | ついに自宅療養が解除される。
そのまま焼肉に行きました。 |
これを経験するとワクチンの副反応による発熱なんて大した事ないです。
たまたま、ジロッパー君夫婦の場合は、妊娠前にコロナに感染しワクチン接種も2回完了しています。
そして3回目の接種券も届きましたので、夫婦揃って予約完了。
まとめ
風疹、インフルエンザ、新型コロナウイルスについて内容をまとめてみます。
風疹
男性の感染が圧倒的に多いことより、妊婦さんはもとより、夫やその家族の予防が大切。
妻は妊娠中はワクチン接種できないため、妊活中に抗体検査とワクチン接種が必要。
夫は妊娠が判明したら抗体検査とワクチン接種が必要。
抗体検査 :無料(県負担)
予防接種費用:11,000円(参考)
補 助 金 :5,000円
※実質6,000円の負担となります。
インフルエンザ
妊娠中も予防接種が可能なので冬場の流行前に家族全員で受けることが大切
予防接種費用:4,000円(参考)
新型コロナウイルス
妊娠中でもワクチン接種は可能かつ推奨されている。受ける受けないの判断は夫婦で決めることが大切。
予防接種費用:無料
*新型コロナワクチンに便乗した詐欺が多く発生しています。国や自治体が、ワクチン接種のために金銭や個人情報を電話やメール等で求めることはありません。怪しい電話やメール、郵送物等には反応しないでください。
最後に
皆さんいかがでしたでしょうか。
妊娠さんとその家族が気をつける感染症は3つ。
・風疹
・インフルエンザ
・新型コロナウイルス
また妊婦さんが感染症に罹る経路は家族からの感染が多いとのことです。
妊娠さんはもとより、家族全員で協力して、感染症予防に取り組んでいきましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
皆さまからのコメント心よりお待ちしております。
私の趣味や日常生活など自由につぶやいております。
無言フォローも大歓迎ですので、これからも宜しくお願い致します!
その他にも様々な体験記事を掲載していますので是非ご参照ください。