2歳児の風邪で高熱・咳が出たときの対応4選/病院・自宅ケアの実例紹介
夜、ようやく寝かしつけが終わり、「今日はやっと一息つけそう…」とソファに座ったその瞬間。
隣の部屋から聞こえてきたのは、いつもと違う、ゴホゴホという咳。
急いで駆け寄ると、額がほんのり熱くて、なんだかいつもよりぐったりしているような…。
「もしかして、また風邪…?」
こんな夜、子育て中のママ・パパなら誰もが一度は経験しているのではないでしょうか。
特に2歳頃は、保育園デビューやお出かけも増える時期。
感染症をもらいやすく、熱を出したり、咳が続いたりすることがぐっと増えますよね。
しかも、本人はまだ自分の体調をうまく言葉で伝えられないから、「どのくらいしんどいの?」「病院に行くべき?」「この咳、大丈夫?」と、親の不安は増すばかり。
それなのに、ネットには情報があふれていて、「これって正しいの?」「うちの子に当てはまるのかな?」と、かえって混乱してしまうことも。
「風邪はよくあること」と言われても、目の前でつらそうにしているわが子を前にすると、冷静ではいられませんよね。
食欲がない、眠れない、ぐずる…。
そんな時、どんなふうに寄り添えばいいのか。
どこまでが様子見で、どこからが受診のタイミングなのか。
育児書には書かれていない“リアル”な困りごとが山ほどあるのが、2歳児の風邪なのだと思います。
そこで今回は、そんな悩みの多い「2歳児の風邪(発熱・咳)」について、わが家の体験談をまじえながらまとめてみました。
「うちだけじゃなかったんだ」と思えるような共感や、「これならできそう!」と思えるようなヒントを届けられたら嬉しいです。
どうぞ、続きを読んでみてくださいね。
私は2児の父で、現在は会社員として働きながら、平日の夜や週末に育児に奮闘中です。
最初はオムツ替えに四苦八苦していましたが、少しずつ子どもと向き合う時間が楽しくなり、気づけば寝かしつけのプロ(?)になっていました。(子どもより先に寝てしまうこともありますが。。。)
完璧な育児じゃなくても大丈夫。肩の力を抜いて、ちょっとしたヒントや共感を見つけてもらえたら嬉しいです。
*執筆時は長男2歳、次男0歳です。
突然やってくる風邪
つい先日の出来事。
妻が風邪を引いた数日後、長男の鼻水がダラダラになりました。
鼻水が出始めた2日後くらいに、発熱&咳の症状が現れ、病院を受診。
風邪ですね〜とのことです。
その日は金曜日で、夜はしっかり寝てくれました。
大変だったのが、土曜日の夜。
寝たかなと思ったら、咳き込みが酷くなり、 15分おきに、泣きながら目を覚ますように。。。
午前1:00くらいまで、わたしはソファに座り、長男はその上に寝る。起きる。抱っこする。寝る。を繰り返していました。(以降は妻にバトンタッチしました。)
発熱もあり高熱(39℃前後)だったので、坐剤を入れましたが、あまり効果がなく。。。
夜間救急に行くべきか、朝まで待つか、判断に迷いながら、何度も検索してしまった夜でした。
胸に貼るタイプの薬を使ったら、咳き込みは落ち着いたので、日曜日の夜は、寝苦しそうでしたが、朝まで眠ってくれました。
以前処方された、貼るタイプの薬の存在を忘れていて、土曜日に思い出してれば。。。と思いました。
このように、家族からもらってしまう風邪もあれば、保育園・幼稚園のように外からもらってくることもあり、風邪は突然訪れてきます。
また、特にわたしは、咳の症状に敏感です。
というのも、新型コロナウイルスが流行したときに、罹患してしまい、40℃超えの発熱&酷い咳が10日間続き、生きた心地がしませんでした。
入院先を探してもらうも、見つからず、咳が止まらなくて息ができない。
だから、わたしは、咳に敏感で、子どもが咳き込むと心配になってしまいます。
今回の症状
わたしは、医者ではないので、医療に関わる専門的な知識はありません。
これから、記載する症状も親目線で感じたポイントを記載しますので、参考程度にしてください。
やっぱり、病院に行って、お医者さんの指示に従うのが、一番大切です。
長男プロフィール(2025年6月時点)
- 年齢:2歳10ヶ月(2022年8月生まれ)
- 性別:男の子
- 性格:好奇心いっぱいで、暴れん坊将軍。誰にでも懐く。
- 好きなこと:数字のおもちゃ遊び、公園の地面でお絵描き。
- 苦手なこと:蟻。外で見つけると泣き出します。
- 最近できるようになったこと:少し言葉を発するようになった。(赤、青、黄色など)
- 家族構成:父(わたし)、母(妻)、弟(11ヶ月)の4人で暮らしています。
症状
- 発熱:あり(最高39.2℃)
- 元気:高熱のときはソファに座っているが、熱が下がってくるとジャンプしだす。
- 咳:ゴホゴホなどの音がする、特に夜中に咳き込む、痰がからむ感じ
- 鼻水:発熱前はダラダラ、発熱後は鼻づまり
- くしゃみ:時々
- のどの痛み:多分あり(ご飯が食べにくそうだった)
- 食欲:なし、ゼリーやヨーグルトしか食べなかった
- 睡眠:昼寝できるも、夜は咳き込み寝れない
- 涙目:あり
- 目ヤニ:なし
- 便:通常
- 声:少しかれる
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いわゆる、風邪の症状なのかなと思います。
ちょっと心配になったポイントは、高熱でぐったりしているときがあったことと、夜中の咳き込みが酷かったことです。
風邪を引いたときの対応
病院受診
まず子どもが体調不良のときは、必ず病院に連れていき、薬を処方してもらいます。
子どもは体力や免疫力が大人よりも未発達なため、ちょっとした風邪でも重症化する可能性があります。
特に2歳前後の子どもは自分で症状をうまく伝えられないことも多く、咳や発熱の原因が風邪以外の病気であることもあるため、素人判断は危険です。
病院では医師が診察を行い、必要に応じてインフルエンザやRSウイルスなどの検査もしてくれます。
また、症状に応じた薬を処方してもらえるため、子どもの苦しさを軽減し、回復を早める手助けにもなります。
病院を受診することで、保護者としての安心感も得られ、正しい対応が取れることから、どのような症状でも必ず病院へ連れて行くことはとても重要です。
水分補給
あと、ポカリを必ず買って、こまめな水分補給を心掛けます。
子どもが風邪をひくと、発熱や下痢、嘔吐などの症状で体内の水分が失われがちです。
体が小さい分、脱水症状になりやすく、特に2歳前後の子どもは重度の脱水を起こすと命に関わることもあります。
ポカリスエットなどの経口補水に適した飲料は、水分と一緒に電解質(ナトリウムやカリウムなど)も補えるため、単なる水よりも体内に吸収されやすく、効率的に水分補給ができます。
また、子どもにも飲みやすい甘さで、嫌がらずに飲んでくれる点もメリットです。
こまめに与えることで、脱水を予防し、体力の消耗を抑えられるため、風邪の回復を助ける重要なケアの一つとなっています。
この2点は、どのような症状でもやっています。
ここからは、症状別の対応をご紹介します。
高熱
子どもが高熱を出したとき、少しでも楽に過ごせるように、私は保冷剤を使って身体を冷やす工夫をしています。
使用するのは、冷蔵庫で冷やしておけるタイプの保冷剤で、冷たすぎて肌を傷めないように、必ず薄手のタオルで包んでから使います。
そして、その保冷剤を子どもの背中に当たるようにして抱っこします。
背中には太い血管が通っているため、ここを冷やすことで効率よく体温を下げることができると言われています。
直接当てないことで冷えすぎるのを防ぎつつ、子どもに安心感を与える抱っこの姿勢を保てるのも、この方法の良いところです。
ぐったりしているときでも、少しでも気持ちよく、穏やかに過ごしてもらえるように工夫しています。
高熱のときは無理に冷やしすぎず、快適さを重視するようにしています。
咳
子どもが咳をひどくしているとき、私は市販の塗るタイプの咳ケアアイテム「ベポラップ」を使っています。
使い方としては、まず背中と胸にやさしく塗り広げ、さらに足裏にも塗ります。
胸や背中に塗ることで、ベポラップの成分が体温によって蒸気になり、鼻や喉の通りをよくしてくれると言われています。
また、足裏に塗ることで身体全体が温まり、リラックス効果も期待できます。
特に夜、咳で何度も目を覚ましてしまうようなときには、このケアをしてから寝かせると、少し呼吸がラクになったようで眠りが深くなることもあります。
ただし、皮膚に異常がないかを確認しながら、やさしく塗るように気をつけています。
薬ではありませんが、家庭でできる自然なケアの一つとして、わが家ではよく取り入れている方法です。
高熱&咳の症状のときは、全部で4つです。
- 病院受診
- ポカリで水分補給
- 保冷剤で身体を冷ます
- ベポラップを使う
皆さんもためしてみてください。
親も無理しないこと
子どもが体調を崩すと、親は心配や不安でいっぱいになります。
「早く治してあげたい」「ちゃんと看病しなきゃ」と、一生懸命に世話をしようとするのは当然のことです。
ただ、そんなときこそ、親自身が無理をしすぎないことがとても大切です。
というのも、親が疲れ切ってしまったり、体調を崩してしまうと、結果的に子どものケアにも影響が出てしまうからです。
特に幼い子どもの看病は、夜間の対応や食事の用意、薬の管理など、細かいことがたくさんあります。
そのうえ、子どもが不機嫌だったり甘えが強くなったりすると、親の精神的な負担もぐっと増します。
そんな中で「ちゃんとやらなきゃ」と気を張り詰めていると、気づかないうちにストレスが溜まり、心身のバランスを崩してしまうこともあります。
だからこそ、子どもが体調を崩しているときは、家事の手を抜いたり、周囲に助けを求めたりしてもいいのです。
レトルトのご飯やウーバーイーツに頼るのも立派な選択ですし、洗濯を翌日にまわすことも、時には必要な判断です。
子どもにとって何より安心なのは、「元気な親がそばにいてくれること」。
無理をせず、できることをできる範囲で行うことが、結果的に一番良い看病につながるのです。
親も休みながら、深呼吸して、「今日はここまででいい」と自分に言い聞かせること。
それは、育児を続けていくうえでとても大切な力です。
子どもの体調が戻ったときに、笑顔で迎えてあげられるように、親も自分をいたわってあげましょう。
まとめ
2歳児の風邪(発熱・咳)は、何度経験しても不安や戸惑いの連続です。
特に夜中の発熱や咳き込みは、親の心まで削られるような気持ちになりますよね。
「これって大丈夫?」「どうすれば楽になる?」と、スマホで検索したり、過去の処方薬を思い出したり…バタバタの中でも、なんとか子どもを楽にしてあげようと必死になるものです。
今回ご紹介した、病院受診、水分補給、保冷剤の使用、ベポラップによるケアは、いずれもわが家で実践している基本の4つ。
どれも特別なことではありませんが、「やれることを丁寧に、そして無理なく続ける」ことが何より大切だと感じています。
小さな子どもにとっては、そばにいてくれる親の安心感こそが、最高の薬になるのかもしれません。
そして何より忘れてはいけないのが、親自身の体調と心のケア。
完璧を求めすぎず、頼れるものには頼って、親も無理をしないこと。
子どもが元気になるには、まず親が元気でいることが一番です。
子育ては、想定外の連続。
でも、同じように悩んでいる家族がたくさんいること、そして小さな工夫の積み重ねで、乗り越えていけることを、この記事を通して少しでも感じてもらえたら嬉しいです。
あなたとあなたの家族の毎日が、少しでも穏やかで、笑顔の多い日々になりますように。
今日もお疲れ様でした。