品不足が株価を動かす!ドライアイス関連株を長期保有で選ぶポイント
家族でショッピングモールのサーティワンに行ったところ、「ドライアイスが不足している」という貼り紙を見かけました。今年の夏は特に暑く、アイスを食べる人が多いのだろうと感じました。
一般的に、需給バランスが崩れ、需要が増えると価格は上がります。ふと、品不足のときに株価も上がるのでは?と考えたジロッパー君。そんな安易な考えから、3つ目の銘柄を購入してしまいました。
品不足と株式投資の関係
品不足と企業の株価には一定の関係がありますが、その影響は状況や業界によって異なります。
1. 需要増加による価格上昇
品不足が起こると、供給が追いつかず需要が上回り、製品の価格が上昇することがあります。これにより、特定の企業の売上と利益が増加し、その結果株価も上昇する可能性があります。特に、ドライアイスのように物流や医療分野など幅広い産業で必需品とされる商品は、この影響が大きくなるでしょう。
2. 生産能力の限界と企業の競争力
一方で、長期にわたる品不足の場合、企業が需要に応えるための生産能力をすぐに拡大できないと、利益を逃す可能性があります。この場合、株価に悪影響が出ることがあります。しかし、迅速に供給体制を整えることができる企業や、技術的に優位な企業は、市場で高評価を得て株価が上昇することもあります。
3. 競合他社の動向
市場に複数の企業が存在する場合、品不足の解消に成功した企業は、他社よりもシェアを拡大し株価が上昇することがあります。反対に、供給不足に対応できなかった企業は競争力を失い、株価が下落する可能性があります。
4. 短期的影響 vs 長期的影響
短期的には、品不足に対して市場が敏感に反応し、株価が一時的に上昇することがあります。しかし、長期的な成長を見込むためには、企業が一時的な需要を持続的な利益に結びつけられるかどうかが重要です。例えば、ドライアイス不足に対応して新たな生産ラインを構築した企業は、長期的な高評価を得る可能性があります。
5. 投資家の心理とニュースの影響
品不足のニュースが市場に広まると、投資家心理が動き、株価が一時的に上昇することがあります。特にメディアで大きく報じられれば、その影響は大きいですが、最終的には企業の対応力が株価に反映される決定的な要因となります。
ドライアイス不足の背景
ドライアイスはアイスクリーム以外にも多くの用途があります。例えば、血液など医療品の輸送、化学・生物学の研究用途、イベント演出、クリーニングなど、様々な業種で使われています。
ドライアイス不足の原因は、「需要が拡大しているが、供給が追いついていない」ことです。
1. CO2生産量の減少
ドライアイスは二酸化炭素(CO2)を原料にしていますが、エネルギー分野の変化、特に電気自動車の普及により、CO2の生産量が減少し、その影響でドライアイスの供給も減少しています。
2. 需要の増加
特に夏の猛暑により、食品保存用途のドライアイス需要が急増しています。さらに、医療や製薬業界でもドライアイスの需要が増えています。
複数企業から1社を選ぶ基準
ドライアイス関連企業はいくつかありますが、私は次のように調べ、比較して購入を決定しました。
調査
ドライアイス関連企業の調査は簡単です。ネットで一覧を調べても良いですし、私の場合はchatGPTに調べてもらいました。
日本でドライアイスを製造している上場企業を5社紹介します。これらの企業は、ドライアイスの製造を事業の一部として行っている大手企業です。
1. エア・ウォーター
東証プライム市場に上場している産業ガス大手で、ドライアイスの製造・供給を行っています。エア・ウォーターは食品、医療、農業など幅広い分野に産業ガスを提供しています。
化学製品を中心とした企業で、ドライアイスも含めた産業ガスの製造を手掛けています。昭和電工も東証プライム市場に上場しています。
3. 日本酸素ホールディングス
世界的な産業ガスメーカーで、ドライアイスの製造も行っています。産業ガスや関連する製品の供給を行っており、同社も東証プライム市場に上場しています。
4. 岩谷産業
産業ガス分野で幅広く事業を展開している企業で、ドライアイスの製造や販売も行っています。Iwataniも東京証券取引所に上場しています。
5. 関西ペイント
主に塗料メーカーとして知られていますが、関連する産業分野でドライアイスを製造・供給しており、東証プライム市場に上場しています。
これらの企業は、産業ガスの一環としてドライアイスを製造しており、幅広い産業に供給しています。
by chatGPT
比較
ジロッパー君の投資基準としては、「長期保有」なので、10年後も生き残っていそうな企業を選びます。配当利回りも3%は欲しいところです。さらに資金的な制限もあるので、株価が2,500円以下の銘柄しか買えません。
まず資金的に買える銘柄を探したところ、「エア・ウォーター」「関西ペイント」の二択まで減ってしまいました。
配当利回りは、エア・ウォーターが3.17%、関西ペイントが1.74%と、この時点でエア・ウォーターの一択となりましたが、10年後に存続していない企業だったら、意味がありません。
ジロッパー君は投資初心者であり、10年後も存続するか否かの判断は難しいです。なのでchatGPTさんに分析依頼をします。
エア・ウォーター株式会社(AWI)は、多角化された事業を展開し、今後10年間も生き残る可能性が高い企業です。以下がその理由です。
- 成長実績:2000年の売上高2,200億円から2023年には1兆245億円に拡大しており、株主配当金も増加しています 。
- 重点分野への投資:半導体、ヘルスケア、エネルギーなど成長が期待できる分野に注力 。
- カーボンニュートラル:環境問題に対応するため、持続可能な技術に積極的に投資 。
- 海外展開:インドや北米市場での事業拡大を進め、リスク分散を図っています 。
これらの点から、エア・ウォーターは将来性のある企業といえます。
by chatGPT
なかなか良い分析結果ですね。これだけを信用することはできないので、逆から質問してみます。
エア・ウォーターが倒産に至る可能性のある要因は、以下のようなものが考えられます。
- 主力事業の不振:産業ガス、半導体、ヘルスケアなどの主要事業で深刻な不振が続く場合、経営に大きな打撃を与える可能性があります。
- グローバル市場の競争激化:特に海外展開しているインドや北米市場で競争が激化し、収益性が低下するリスク。
- 財務リスク:過剰な負債や投資の失敗により、キャッシュフローが悪化する場合。
- 環境規制の強化:カーボンニュートラルへの取り組みが遅れ、環境規制に対応できない場合、罰金や営業停止のリスクがあります。
- 経済危機や自然災害:世界的な経済不況や日本国内での大規模な自然災害は、事業運営に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
これらの要因が同時に発生した場合、倒産のリスクが高まる可能性がありますが、現状では企業は多角化と持続可能性を重視した戦略を取っているため、倒産の可能性は低いと考えられます。
by chatGPT
現時点では問題ないでしょうか。なので購入決定です。
まとめ
日常で見る品不足を活かした株式投資についてご紹介しました。
この記事を書きながら思ったことは「ドライアイスの代わりになる物を作っている企業はないのか?」ということです。ドライアイスの需要は伸びているが、供給が追いついていない。つまり、ドライアイスの代替品が現れるのでは?と考えました。chatGPTさんにドライアイスの代わりになる物があるか聞いてみました。
ドライアイスの代替品としては、いくつかの選択肢があります。用途によって適切な代替品が異なるため、以下に代表的な代替品を紹介します。
1. ジェルパック
ドライアイスの代わりに、食品や医薬品の保冷に使用されることが多いのがジェルパックです。これらは通常の冷凍庫で冷やして再利用ができ、一定期間温度を保つことができます。乾燥しないという特徴から、食品に直接触れる場面でも利用されます 。
2. 液体窒素
非常に低温が必要な場面では、液体窒素が代替として利用されることがあります。特に産業用途や医療分野(生体サンプルの保存など)で、-196°Cという超低温を実現できるため、ドライアイスよりも低温環境が求められる場面で有効です 。
3. 再利用可能な冷却材
再利用可能な冷却材(フェーズチェンジマテリアルなど)は、保冷に使用されることが増えています。これらは温度管理が必要な輸送時などに使用され、冷却効果を長時間持続させることができます。さらに、環境負荷を抑える点でも注目されています 。
これらの代替品は、それぞれの用途に応じて選択され、特に環境やコスト、保冷時間の観点で選ばれます。
by chatGPT
やはり、ありました。次の株式購入候補として、上記「3」のフェーズチェンジマテリアル(PCM)の製造メーカーを入れようと思います。
それではさようなら~