ジロッパー君は「肛門周囲膿瘍」になりました。

 

私も経験しました

皆さんは「肛門周囲膿瘍」を読めますか？

これ、「こうもん しゅうい のうよう」と読みます。

どんな病気かは読んで字のごとく、肛門の周囲に膿がたまるもの。

 

なんか、肛門の横が痛いな、、、少し腫れているな、、、微熱があるな、、、

最初はこのような症状で大したこともありません。

しかし時間の経過とともにその症状は段々と悪化していきます。

そしてさらに悪化すると肛門横に溜まっていた膿が継続的に外に排出される「痔瘻(じろう)」になります。

痔瘻は手術しないと治ることはありません。

ジロッパー君も肛門周囲膿瘍を経て、痔瘻になり、３泊４日の入院＆手術を経験することになりました。

 

この記事では「肛門周囲膿瘍」の治療方法などを体験談を交えながら説明していきますが、最初に結論から申し上げます。

上にも書きましたが、肛門周囲膿瘍の基本治療は切開排膿です。

そうです、膿が溜まっているところを、切り開きます。

ほぼ手術みたいなものです。

 

薬だけで治ったあなたは超ラッキー、幸運の持ち主です。

ジロッパー君は通算３回目も注射器で膿を排出しました。

痛すぎて泣きました。

 

結局は痔瘻となり、何のために痛みに耐えたんだ！

と今更ながら思います。

 

でもご安心ください！

この記事を読んだあなたはしっかりと将来の備えをすることができます。

是非、最後まで読んで、肛門周囲膿瘍から起こりうる将来に備えましょう！

肛門周囲膿瘍とは

前回のいぼ痔編でもご説明しましたが、大切なので、まずは肛門の構造から確認していきます。

肛門の構造

肛門は上の写真のようになっています。

思ったより複雑な構造していますよね！？

 

便（B君と名付けます）が排出されるまでの流れで説明すると理解しやすいと思います。

まず「B君」は直腸を通過し、直腸と肛門の繋ぎ目になっている歯状線を通過、そして肛門から排出されます。

では写真の内肛門括約筋と外肛門括約筋はどんな役割があるかと言うと、「B君」を保持する機能、つまり「B君」を我慢するために使う筋肉となっています。

なので肛門括約筋が弱くなると、「B君」漏れやガス漏れが生じます。

肛門に常に力を入れなくても閉じているのは肛門クッションがあるおかげです。

肛門の構造はざっとこんな感じです。

 

肛門周囲膿瘍

先生からの説明では、肛門は2つの組織から構成されており、その間には隙間が存在するらしい。

大腸からきたバイ菌がこの隙間から肛門横へ排出される。

健康な状態であると問題ないが、免疫力が低下しているなど、体が弱っていると膿となり、痛み・腫れの症状が現れるとの事。

写真を見てみると・・・青丸の部分が「隙間」となっています。

こんなところに隙間があるとは。

この隙間さえ無ければ！っと思ってしまいますよね。

そしてこの隙間から膿が排出されると、、、

こんな感じで肛門の横側に膿が溜まっていきます。

これが肛門周囲膿瘍です。

 

肛門周囲膿瘍について調べてみて、わかりやすいものを見つけたので引用させて頂きます。

肛門周囲膿瘍（こうもんしゅういのうよう）とは、肛門のまわりに膿（うみ）がたまる状態です。飲酒、温水便座の使用、下痢や軟便、抵抗力が弱っている状態のときになりやすい病気です。浅いところにできる膿瘍は激しい痛みが伴い、深いところにできる膿瘍は腰に鈍い痛みが伴います。肛門周囲膿瘍を治療するには切開して膿を出すのが一番です。
痔ろうになると、トンネルから膿が出てくるだけでなく、痛みや発熱を伴い、長年にわたって放置するとトンネルが枝分かれして、まれにがん化することもあります。その場合は手術により肛門をとらなくてはならなくなります。

出所：日帰り手術専門 楽クリニックホームページより

ふむふむ、わかりやすい説明ですね。

上記引用の中で怖い箇所が３点ほどありますね。

 

これは一番怖いですよね。

肛門周囲膿瘍での病院受診は正直怖いと思います。

でも悪化して痔瘻になり、手術を受ける方が数倍怖いです。

なので、皆さんも勇気を出して病院へ行きましょう！！

 

肛門科・病院受診の体験談

それではジロッパー君の病院受診の風景をご紹介していきます。

肛門の違和感

時は２０２１年７月中旬。

いぼ痔はすっかり良くなり快適な日常生活を送っていました。

しかし、またもや肛門に異変が、、、

「あれ？肛門が痛い、、今度は肛門の左側が痛い。しかも明らかに腫れてる。」

前回とは明らかに異なる症状で肛門と言うより、その横側に痛みと腫れがありました。

さっそく、前回と同じ病院へ受診予約し、たまたま、その日の午前中に空きがあったので、すぐさま急行。

 

受診１回目

すでに、いぼ痔で肛門科経験者の私は何の躊躇いもなく、ベッドに横になり、ズボンを下ろし、膝を抱え込み、お尻を突き出す。

下の写真のイメージですね（笑）

そして先生もなんの躊躇いもなく、私の肛門に指を突っ込む。

いきなり注射されることなくひとまず安心。

「肛門周囲膿瘍」って長い名前だなーと思っておりました。

 

先生曰く、理由は不明であるが最近、患者さんが増えているとのことです。

コロナによるストレスも一因なのかなと思うジロッパー君でした。

 

処方された薬は３種類で抗生物質、排膿漢方、痛み止め。

さらに一番厳しい制限は飲酒の禁止。

禁酒です！！

お酒を飲むのが大好きなジロッパー君にとっては厳しい条件です。。。

毎日、欠かさず薬を飲むこと２週間経過しましたが、症状は変わらず、、、

 

受診２回目

肛門科診察のいつものスタイルで診察スタート。

針が刺さったときはチクッとインフルのワクチンくらいの痛みでしたが、膿が溜まっている範囲が広いので針をグリグリと動かし、膿を吸い取れるように腫れ部をグリグリと。

これはやっぱり、痛かったです。涙目になりました。

今回の薬も3種類で前回と違う抗生物質、漢方、痛み止め。

注射器で膿を抜いた直後は痛くて座ることができませんでしたが、、、

ただ膿を抜いたおかげかなのか2日後にはほとんど痛みもなくなり「これは治ったかも！」と思うほど回復しました。

 

新型コロナウイルス罹患

新型コロナウイルスのデルタ株が猛威を振るう２０２１年７月末。

ついに私も感染してしまいました。

症状は表の通りです。

時期	症状など
検査２日前	日中は少しだるい症状。夜に微熱と咳の症状が出現。
検査１日前	夕方に熱が４１℃を超え救急搬送。解熱剤をもらい帰宅。
PCR検査日	昼前に発熱外来予約しPCR検査。 熱は３９〜４０℃で解熱剤の効果なし。 ご飯は食べれず水とウイダーのみ。
陽性１日目	保健所から陽性の連絡あり、自宅待機を指示される。 熱は３７〜４０℃で久々に解熱剤が効いた。 職場で１０名の陽性者が出てクラスターであることが判明。
陽性２日目	熱は３８〜４０℃で解熱剤を飲んでも３８℃台までしか下がらず。 水、ウイダーに加えてスープを食べれた。 妻も発熱及び頭痛、倦怠感が出る。
陽性３日目	熱は３７〜４０℃で解熱剤が少し効いたかなという状態。 また咳が酷くなってきましたが呼吸は可能。酸素濃度は９６〜９８。 酸素濃度が９０を下回ったら救急車を呼んでと保健所からの指示あり。毎日保健所から連絡があり有難いことです。 妻は発熱外来を予約しPCR検査を実施。
陽性４日目	熱は３８〜３９℃。食欲は全くなく前日から水、ウイダー、アイスのみ。 咳の症状も良くならず酸素濃度は９６〜９８。 妻も陽性判明。翌日、友人の結婚式に参加予定だったので急遽キャンセル連絡。妻にも友人にも申し訳なかったです。
陽性５日目	熱は３８〜３９℃。食事は水、アイスのみ。 咳が徐々に酷くなってきている状況で酸素濃度は９４〜９６。
陽性６日目	熱は３８〜３９℃。食事は水、アイスのみ。 咳がかなり酷くなり、一度咳き込むと、止まらない。酸素濃度も９２〜９４と日に日に低下してきている状況。
陽性７日目 （ピーク）	熱は３９.０〜４０.０℃。食事は水のみ。 酸素濃度が９０まで低下したことより、保健所に入院先を探してもらうことになる。ただ県内の感染者数が多いことから入院先は決まらず。
陽性８日目 （ピーク）	熱は３８.５〜４０.０℃。食事は水のみ。 入院先見つからない２日目。保健所の方には頑張って探してもらっているが、入院先が見つからず。
陽性９日目 （ピーク）	熱は３８.５〜４０.０℃。食事は水のみ。 入院先見つからない３日目。
陽性１０日目	熱は３７.５〜３９.０℃。咳は少し良くなってきたかな程度。 入院先見つからない４日目。
陽性１１日目	熱は３６.５〜３８.５で咳の症状が落ち着いてきた。 数日振りに風呂に入れました。ちなみに体重計も乗りましたが感染前比で▲５キロ。 食欲も出てきて夜ご飯に宅配アプリで寿司を注文しました。
陽性１２日目	熱は落ち着いてきて３６.５〜３７℃で平熱に近づいてきた。 妻は自宅療養が解除される。
陽性１３日目	３６℃台の平熱に回復し、咳もほとんどなし。 保健所よりこのままの症状が維持できれば２日後に自宅療養が解除となる説明受ける。
陽性１４日目	引き続き平熱が継続。食欲も回復。
陽性１５日目	ついに自宅療養が解除される。 そのまま焼肉に行きました。

陽性判明してから７〜９日目は保健所に入院先を探してもらうほど症状が酷くなりました。

かなり、しんどかったですが、無事生還することができました。

そして治りかけていたジロッパー君の肛門は悪化の一途を辿ることになります。

 

問題が発生したのは、陽性６日目くらい。

徐々に痛みと共に腫れの症状が出はじめました。

原因はコロナ感染による免疫力の低下と激しい咳による肛門への負担であったと思います。

そして、陽性１０日目、布団から起きてみると、シーツが濡れていたのです。

何が起きたか分からず、トイレへ直行。

おねしょしたら、すぐ気づくもんだけどなーとか考えながらズボンを降ろすとパンツに血が、、、

トイレットペーパーで出血場所を探ってるとおそらく肛門横側。

あー、悪化したなと。

とは言う物のまだ保健所からの自宅待機期間であるため、いつもの病院には行けず。。。

この時からナプキンが欠かせなくなりました。

これ男性でも絶対必要ですので肛門周囲膿瘍と診断された方は準備してくださいね！

 

受診３回目

やっと、病院に行けたのは自宅待機が解除された８月後半に入ったころ、ちょうど私の誕生日でした。

コロナ前に注射器で膿を抜かれていた私は正直、行くのが嫌でした。

待合室でも注射を打たれると思うと不安で仕方なかったです。

かなりビビりながらいつも通りお尻を突き出す。

私は誕生日にお尻に注射を打たれました。

３回くらいチクッとしたので３箇所から膿を抜いたのだと思います。

麻酔はしていたものの、痛くて少し涙が出ました。

前回まで抗生物質が効いていたので、今回も同様に薬で様子を見ることになりました。

 

受診４〜６回目

それから週一で病院へ通うこと1ヶ月弱。

症状は変わらずナプキンは常時使用する状況が続きました。

そして、いつも通り病院へ行った私は先生に告げられました。

 

肛門周囲膿瘍が悪化すると痔瘻になる。

ついに恐れていたことが現実的になってきました。

 

痔瘻になると、、、

痔瘻の症状などは次回記事に書くとして、肛門周囲膿瘍の間に知っておかなければならないことをご紹介します。

痔瘻の入院＆手術

私の場合は、3泊4日の入院生活を送ることになりました。

入院	内容
１日目	検査
２日目	手術
３日目	経過観察
４日目	退院

ざっとこんなスケジュールになっています。

何度も申し上げていますが痔瘻は手術をしなければ治りません。

つまり、この入院期間を確保する必要があります。

 

仕事で忙しいから、、、手術が怖いから、、、

などと言って痔瘻を放置すると大変なことになります！

必ず日程調整して手術を受けることをオススメします！

 

痔瘻の完治まで

私の場合、痔瘻が完治するまでにこれくらい時間が掛かりました。。。

比較時期	完治日数
肛門周囲膿瘍と診断されて	１８４日
痔瘻と診断されて	１３３日
痔瘻の手術が終わって	１０１日

かなりの時間が掛かります。

そして特に退院してからの１週間が痛みのピークになります。

ジロッパー君は退院後４日で「東京→大阪」へ日帰り出張に行きましたが、激痛に耐えながらの仕事でした。

なので可能であれば退院後の1週間は自宅安静が良いかと思います。

今では在宅ワークも普及してきているので手術前にスケジュール調整をしておくと良いでしょう。

 

痔瘻の費用

そして一番気になるのがお金の話。

私の肛門周囲膿瘍→痔瘻での総額をここで公開します。

内容	医療費
肛門周囲膿瘍	１２,１３０円
痔瘻　診断＆検査	７,９１０円
痔瘻　入院＆手術	７３,６６０円
痔瘻　退院後	５,４７０円
合　計	９９,１７０円

私の場合、給料も大したことないので、手術費用が抑えられていますが、高所得者ほど費用は高くなります。

病院窓口での負担額を抑えることができる「限度額適用認定証」の発行も忘れずに、、

ちなみにこの金額は医療費のみです。

肛門周囲膿瘍ではナプキンが、痔瘻では尿とりパッドや円座など医療費以外にかかるお金があることも忘れずに、、

 

そして一番大切なのが医療保険。

私は終身医療保険に加入していましたので、１５万円の保険金を手に入れることができました。

痔瘻と診断されてすぐに手術に踏み切れたのは、保険加入していたおかげです。

皆さんは当然加入していると思いますが、もし未加入の方は今が最後のチャンスです。

痔瘻と診断されてからでは保険適用になりません。

なので肛門周囲膿瘍と診断された方で医療保険未加入の方は即加入しましょう！

 

医療保険未加入の方へ

既に肛門周囲膿瘍と診断された方は保険加入は最後のチャンスです。

痔瘻と診断されてからでは手遅れです。

内容	医療費
肛門周囲膿瘍	１２,１３０円
痔瘻　診断＆検査	７,９１０円
痔瘻　入院＆手術	７３,６６０円
痔瘻　退院後	５,４７０円
合　計	９９,１７０円

これにプラスしてナプキンなどの必需品がありますので、痔瘻の退院後までの医療費は１０万円を超えるのが現状です。

医療保険に加入していれば、この費用は賄うことができます。

 

また保険は掛け捨てで勿体ない！

という方も今一度、保険を考える絶好の機会です！

仮に入院＆手術で１２万円掛かるとします。

①毎月3,000円貯蓄する

②医療保険に加入して月額3,000円の保険料を支払う

これ、似てるようで全く異なります。

貯蓄の場合は１２万円が貯金できるまでに４０ヶ月も掛かります。

今回のように痔瘻になる可能性が高い場合は、１２万円が貯まる前に入院となるため、入院費用の不足が容易に想像できます。

でも今ならまだ保険加入は間に合います。

 

そして医療保険未加入の方にオススメなのが「保険の見直しラボ」。

保険の見直しといえば、既に保険加入している人に向けたサービスのイメージがありますが、ここは新規加入者に対しても丁寧・親切な対応で、強引な勧誘は一切なし！

約３０社の取扱保険会社から、皆さまにピッタリの保険をオーダーメイドできます。

そしてなんと言っても、相談料が無料なんです！

それも何回も相談しても、相談料が無料です！

保険加入を検討している皆さま、まずは「保険の見直しラボ」で無料相談をすることをオススメします！

↓↓↓無料相談はこちらから↓↓↓

↑↑↑無料相談はこちらから↑↑↑

 

医療保険加入済みの方へ

保険加入しているので入院、手術費用については一安心。

でもここで一度振り返ってみてください。

まさにこのように感じているかたはいるのではないでしょうか？

今が保険を見直す絶好の機会です！

 

既に保険に加入済みの方にもオススメなのが「保険の見直しラボ」。

同社は訪問型保険代理店で全国に拠点が６０ヶ所あります。

つまり、ショップ型ではなく「訪問型」なので皆さまのご希望の場所に来てもらうことができます。

仕事でなかなか時間が作れない、、、子供がいるため外出が難しい、、、

このような皆さまも無料で保険の見直しが可能になります！

肛門周囲膿瘍という病気を機に是非、保険の見直しをしましょう！

↓↓↓無料相談はこちらから↓↓↓

↑↑↑無料相談はこちらから↑↑↑

 

まとめ

 

最後に

いぼ痔のときは正直に病院行かなくても、良い薬さえ手に入れば治ると思いましたが、肛門周囲膿瘍は病院の受診は絶対かなと思います。

ジロッパー君の場合は注射で済みましたが、切開するところも多いようです。

怖いです。

ただただ怖いです。

でも膿を排出しないと症状が良くならないので、頑張って肛門科に行きましょう（笑）

最後まで読んで頂きありがとうございます。

 

そして次回から私の肛門はついに痔瘻へとステップアップしていきます。

引き続きジロッパー君の奮闘記を宜しくお願い致します。

次の記事はこちらから。

次の記事へ

肛門事情の記事一覧へ

Follow @jiropperkun

Tweet to @jiropperkun

ブログページへ移動する